ストーリー


ディゼア大陸。
後に、とある弱小国が大陸を統一し、"ディゼア帝国"を名を改め覇権を握る。

この物語は、その何十年も前――今や、"おとぎ話"とさえいわれているお話。


小国同士の争いが止まないディゼア大陸において、「商人」の存在は、ときに国一つを傾けるほど大きかった。
船を扱う者、武器を扱う者、人を扱う者。その役割は様々で、国の要職を任されている者もいた。


港にある全ての船に断られ、途方に暮れていた少女。
一隻のオンボロ船に乗る少年が少女に声をかける。
明るく笑いかけてくる少年に、少女も笑顔で答えた。

「どんな船でも良いのです。海に行けるのなら」
「ザクリーズに行きたいのでは?」

不思議に思いながらも、少年は少女を乗せて航海に出る。
海を見る少女の青い瞳はとても輝いていた。

小さな港町トロン。
当時はグルグ国の統治下にあったこの町で、少年と少女は出会った。


ディゼア帝国海軍初代総司令官、ワク・ライセヴェリ。
海の怖さと素晴らしさを人々に語り続けたその名は、今は誰もが知り、憧れを抱く。

いつの世も、語り継がれる物語はごく一部。
彼が繋いだ「縁」は、時を越え、人を結び続ける。


彼を慕っていた一人の少女が書いた伝記 『港町の物語』

――それは、いつしか海を渡り、語り継がれた物語。
       "彼"が亡くなった後も残る、淡い恋の思い出――




個人創作サークル発足記念作品、「Memoria〜港町の物語〜」
製作スタッフ&キャスト総勢36名となりました。
全てのご縁に、心より感謝を込めてお届け致します。(Refa)